公園の花
メールマガジン
07年1月1日からブルガリア、ルーマニアがEU加盟を果たすことが決まり、巨大化する欧州・中東欧に続き、巨大市場として台頭しつつあるロシア、GDP成長率が10%を上回るバルト3国、国営企業の民営化を急ぐCIS諸国といった地域の経済状況などの情報を配信しています。

メールアドレス:

→詳しくはこちら


i-modeにて最新経済ニュースをいつでもご覧いただけます。

広告掲載について

ニュース過去記事検索
Russia : ユガンスクネフチェガス,元親会社のユコスを提訴(ロシア)
投稿者: 編集部 投稿日時: 2005-3-23 0:31:31 (969 ヒット)

国営のロスネフチ(Rosneft)傘下に入ったユガンスクネフチェガス(Yuganskneftegaz)が元の親会社であるユコスに対して破産を求める申請を行う準備があることが22日明らかになった。

ユガンスク社がモスクワ仲裁裁判所に対して近い将来提訴も辞さない姿勢を示していることを理由にユコス副社長のAlexander Temerko氏が辞任を表明している。

ユコスがロシア裁判所から破産の烙印が押された場合、既存のユコス資産はより容易に売却の処理がし易くなる。ユコスは昨年末にロシア当局から追徴課税280億ドルの支払い分の代わりとして強制的にユガンスク社を売却させられていた。後日ロスネフチが当初ユガンスク社を落札していた幽霊会社を買収することで、ユガンスク社を実質的に傘下におくことに成功していた。

皮肉にも、ユガンスク社はユコスが昨年末に米ヒューストンの破産裁判所に対して取った手法と同じ手法でユコス社に対して提訴することで、ユガンスク資産の売却を防ぐ手段を講ずることになる。

ロスネフチは月初にユガンスクを通して、モスクワ裁判所に損害賠償とユガンスク社の資産を勝手に持ち出した事へ110億ドルの損害賠償を求めて提訴していた。

Temerko副社長によると、その他にもユコス傘下のサマラネフチェガス(Samaraneftegaz)とトムスクネフチ(Tomskneft)の2社が親会社のユコスに対して115億ドルの損害賠償請求を求めて提訴する可能性が出ており、ユコスは外部だけでなく、身内からも訴訟を受ける羽目に陥っている。

サマラネフチェガスとトムスクネフチの2社でロシアの石油生産の8%を占めている。

印刷用ページ このニュースを友達に送る

Copyright (c) 2004 CPGBalticsOU All rights reserved.
本ホームページの全部または一部を 無断で複写複製(コピー)することは、 著作権法上での例外を除き、禁じられています。