Baltic State : バルト3国,GDP平均で9.5%成長に(ラトビア)
ラトビア、リトアニア、エストニアのバルト3国の経済成長が消費ブームを背景に今年平均して9.5%成長を記録するだろうと米シティグループがレポートを発表した。
シティグループでは、22日、今年のバルト国の経済成長率を当初の8.8%から9.5%にまで引き上げた事を明らかにした。同グループは、同じく3国のインフレ率を当初の4.6%から4.8%に上昇修正している。
バルト3国は04年のEU加盟以降、消費活動が賃金上昇、雇用の改善、ローンの拡大などで大きく拡大した。消費の拡大は、インフレを助長し、インフレ目標を達成することが不可能となり、ユーロへの通貨統合は統合時期を延期せざる得なくなっている。
同レポートでは、ラトビアがバルト3国中最も経済成長が高く、昨年の10.2%から今年は11%成長を記録し、エストニアも昨年の10.5%成長同様に今年も10.4%成長を達成すると予測されている。リトアニアについては昨年7.5%から今年8.2%の成長となると予測されている。