国をあげて支出削減に取り組むラトビアでは、今度は国営放送までも最悪放送が止まるかもしれないという?!
確かに聖域なき支出削減に励むラトビアとしては、何が何でもIMFが要求する支出削減額の達成を成す必要がある。これまでにも教育界からも火の手は上がり、教育費カットは許せないなどとして、学生等も立ち上がっている。
そして、今、ラトビアの国営放送LTVももし予算が更に40%もカットされたとるれば、放送自体ができなくなるとして、最悪、事業の休止もあり得ると政府に脅しをかけている?!
LTVのArnis Kupriss副代表は、もし事業予算をカットされれば、LTV1とLTV7は間違いなく閉鎖されると述べている。
そして、40%の予算カットは、放送時間の短縮も意味し、放送時間は精々半日にまで減ることになるという。
ラトビア政府は、国営放送にも40%の予算カット案の作成を求めており、実際にその通り、予算が削減されるかは不透明だが、明らかに何らかの削減を飲まされることは間違いないだろう。
ラトビアは、2月にも支出削減の約束を反故にした為、国際機関からの融資予定が成されずにいる。
そして、次は6月に次回の融資が回ってくる。果たしてIMFなどに約束した支出削減を守ることができるのだろうか?
国民はIMFなどからお金を借りるという意味を理解しているのだろうか?!
流石にラトビアの現状を踏まえ、リトアニアもエストニアも可能な限り、国際機関からの融資は受けずにこの難時を乗り越えたいとしている。
年金基金まで切り崩してこの難題を乗り越えようとしているが、政府の失政はやはり最後に国民につけが回ってくる。
老後の楽しみとして心待ちにしていた年金まで削られて、ここの人達は一体いつになったら本当の自由(自由気ままな生活)を謳歌できるようになるのだろうか?!