不動産業界の不況はまだ底が全く見えていない。
最悪、今後、不動産会社の半数がドアを閉めることになるそうだ。
地元紙のEesti Päevalehtが報じた所によると、この夏までに不動産会社の半数が破綻するかもしれないという。
07年度の登記資料によると、エストニアには約400社の不動産会社が乱立していたが、それが最悪、200社を切るところまで激減すると見られている。
もちろん会社を清算する企業の過半数は、完全な閑古鳥状態に陥った業界に見切りをつけたもので、早々に不動産業界から足を洗うといったものだという。
Adaur Grupp OÜが発表した市場の見通しでは、昨年のエストニアの不動産売買件数は、07年度期比で実に3割減になっている。
この不景気が深まる中、さらに不動産売買は冷え込むことが明らかになる中で、不動産価格は下がり、先行きに自信が持てない不動産会社では、事業の縮小や廃業も選択の大切な一つだと嘆いている。
08年度にエストニア全体での不動産売買件数(マンション、戸建て、更地など)は、5万584件であった。そして売買総額は398億5000万クローン(約2988億7500万円)だったそうだ。
売買件数は、全体で見ても07年度期比で-30%、そして対06年度期比でさえ-44%と散々な結果となっている。
いったい、今年はどこまで不景気風邪が荒れ狂うのかなぁ〜