5月21日にアイスランドで火山が噴火したことを受けて、欧州各国でも徐々にではあるが影響が出始めていた。アイルランドを本拠地とするライアン航空が24日、スコットランドとラトビアを結ぶ路線をキャンセルすることを発表した。
アイスランド南東部のバトナヨークトル氷河にあるグリムスボトン火山の噴火により、ライアン航空はグラスゴウとリガとを結ぶ路線の飛行を24日にキャンセルした。
同路線は毎日運行されている路線で人気路線の一つでもあった。同火山の噴火により、既にフランスやスペインにまでも影響が及んでおり、欧州の最も北東に位置するバルト3国へもここにきてとうとう影響が及んだことになる。
とは言え、今回の噴火が昨年のような大規模な空港閉鎖といった規制対象になる見通しは今のところはなく、取り敢えず、路線によって若干の影響を受けているに留まっている。