大手銀行Nordeaのネットバンクが二人のエストニア人にハッキングされていたという。
フィンランドの国家調査局とエストニア警察が協力し、Nordeaのネットバンキングがどうやってハッキングされたかの調査を進めている。二人のハッカーらは同行から120万ユーロを盗んだが、既に資金の在処は確認できており、被害にあった顧客には保障も約束しているという。
ハッキングでは2人のエストニア人の存在が明らかになっているが、警察では17人が関わる組織犯罪だと見ており、捜査が始まってからは既に5人が逮捕されている。5人らの証言ではこの2人のエストニア人が共犯だという。
ハッキング自体はこの2人のエストニア人による犯罪で、残る15人は資金洗浄に加担したと警察では嫌疑をかけている。今組織犯罪はヨーロッパの至る所を介してコンピューターをハッキングしており、ハッキングされた口座数は89にも上り、数100回にも及ぶ送金が繰り返されていた。マネーロンダリングはやはりいくつもの国のいろいろな口座を介した後、2人のエストニア人名義の口座に実際に振り込まれていた。
今回の捜査にあたっては、2011年1月に本格捜査が始まったが、実際の犯罪は09年12月から2010年4月までに行われていた。