マルチ商法というと先ず真っ先に思い出す米アムウェイだが、実はエストニアではこの商法は違法行為である。
Amway EuropeのMichael Meissner副社長がエストニアでの商行為が違法行為であったことを認めている。実はエストニアでは既に長年に渡り同社の化粧品、食品、家庭用品が販売されてきた。しかしながら、ここにきて同社が扱う商品がエストニアで一切登録されていないと批評が持ち上がった。
というものの、そもそもエストニアではマルチ商法、所謂、ネットワーク商法は認められていない。だからその為の人材リクルートも違法行為となる。
Michael Meissner副社長は、年末までには全ての商品をエストニアの当該局に登録する為の書類を整え、登録すると語っているが、人伝商法そのものの存続がどうなるのかについては、言及がない。
エストニアの健康局広報Iiris Saluriは、初めてアムウェイの計画を聞いた時に疑いを感じたと述べており、それは同社は長年にも渡り商品販売をエストニア国内で行ってき
ており、これまでにも何度も商品登録するといた類の話を聞いてきたという。
最近になり数週間前に漸くアムウェイの化粧品がエストニアで商品登録されたことは確認されているという。とは言え、商品自体はポーランドの同社支店からしか購入できないことになっている。
同氏によると、エストニアで開催される会合では、商品の紹介しかしておらず、販売者のリクルートなどは行っていないと、マルチ商法手法そのものへの違反はしていないと説明をしている。
実際にアムウェイの販売員として何人が活動しているのかは定かではないが、ユーザーとしては1万人近くいると推測されている。