毎年、天然ガスの購入価格でロシアとの間で揉めに揉めるリトアニアだが、なんとアメリカ企業がロシアが提供する天然ガス価格の実に3分の1の値段でリトアニアに液体ガスを提供する用意があるというオファーがリトアニアに届いた!
米系企業Cheniere EnergyがKlaipedos naftaとの間で既に液体ガスの販売契約を結んだといい、価格はロシアのGazpromから購入している天然ガスを大きく下回る価格だという。
売買契約での液体ガス価格は現状の3分の1という破格の値段となり、Gazpromとの年末年始恒例の価格協議にも大きく影響を及ぼすものと思われる。
Cheniere Energyはアメリカ最大の液体ガス商社の一つで、リトアニアへは液体化されたシェールガスをクライペダへ直接輸送するという。最近ではアメリカの液体ガス市場は急落しており、その恩恵を受けるかの如く今回の売買契約上の価格は安く据え置かれている。
クライペダでは、今後数年をかけて液体ガスターミナルの主要パイプラインの操業を測る計画を有しており、天然ガスのロシア依存脱却に大きく前進することになりそうだ!