エストニアで新聞離れが止まらない。4月の発行部数は昨年同月期比で大きな減少を記録した。
国内最大の日刊紙Postimeesはこの4月に1日平均5万7600部を発行したが、2010年4月期比では平均して1000部も部数を落としている。
同様にタブロイドのOhtulehtも部数は1800部減少し、5万3400部しか売れていない。Eesti Paevalehtの落ち込みは大きく、3200部減った3万1000部しか発行出来ていなかった。
ビジネス紙Aripaevは1日1万3000部を発行していたが、昨年4月平均からは500部も減少した。
週刊紙のEesti Ekspressは600部減の3万2200部で若干の減少に留めたが、何れの新聞も減少しており、国内の新聞離れに歯止めがかからない状態になっている。
ただし、国内で唯一発行部数を蓋した週刊紙はローカル紙のMaalehtは300部部数を増やし、4万2500部を発行した。2007年に最高の発行部数を誇っていた新聞業界も景気回復にある中でも発行部数は増やせず、このままでは更なる業界再編に迫られることになり兼ねない?!