2011年1月1日、ユーロ圏の仲間入りを果たしたエストニア。夢かなって、借金の肩代わり?!という構図が今、出来上がりつつある。
Jurgen Ligi財務相が、ユーロ圏の最貧国且つ新入りであるエストニアがポルトガル、アイルランドといったエストニアと比べてかなり裕福である国の借金の返済に力を課さなければならないと不満げなコメントを残している。
人口一人当たりのGDPは、エストニアでは1万9000ドルあまりで、ポルトガルの2万3000ドル、アイルランドの3万7600ドルとくらべてもその小ささが見て取れる。
先日、ポルトガルは国債の借り換えが出来ないと判断し、ユーロ諸国、17国に対し、約8000億ユーロの融資を求める決定を下している。
同相は、エストニアの負担分に対し、エストニアとしては納得がいっていないようで、負担分の試算方法の変更を求める意向だという。