ラトビアでは公務員の賄賂は常習的といった声を聞く。地元紙によると、公務員には3つの収賄集団がおり、賄賂の金額や継続性などで集団分けがなされているという。
地元警察によると、権力に近く、収賄の金額が多く、継続性の強いグループが国の運営を掌握しているといい、収賄の根の深さを懸念している。
検察では、第1のグループは、少額の賄賂を貰うといい、彼らの多くは地方行政レベルの役人に多いといい、例えば、スピード違反や違法駐車の揉み消しなんかがこれに当たるという。
次のグループは、金額は多くなり、第1グループの上司などの取り巻きやオリガリヒらとつるんでいるパターン。商売などの極秘情報などで大きく裏で儲けようとする傾向が強いという。
最後のグループは、正に権力側の人間で、最も旨みを得られる輩で、多くが行政の執行人や政治家などと連なり、多くの情報にアクセスできるものだという。
公務員の賄賂という話を聞くと、どこか中国を思い出させるが、やはり新興国では切っても切れない問題なのだろうか?!