既にユーロが国内に流通すようになって約3ヶ月が過ぎようとしているが、依然、国内に留まるエストニア・クローンの硬貨は500トン分を上回っているという。
かなりの硬貨が家庭に保管されているということになるのだが、殆どが記念品扱いとしていると思われる。この他にもエストニアを訪れたことのある旅行者が持ち帰ったまま返還出来ないでいる硬貨も中にはあるだろうが、量的には大したことはなく、やはり、誰かの引き出しの中に大事に保管されているのだろう。
昨年の10月の時点では、1億6500万クローンが国内に流通しており、当時は計900トン分の硬貨があったとされている。
つまり、銀行が回収できたのは半分弱の400トンに過ぎないという事になる。
最近、スペインで旧通貨を使ってお買い物が出来るという街が現れたが、まさかエストニアでも将来のことを踏まえて今から大事に硬貨を返却せず、しまっているのだろうか?!