エストニアの証券市場が2007年に付けた過去最高値にこの1年で追いつくかもしれないという。
タリン証券市場(OMXT)は2007年をピークにこの3年間は停滞期に入っていた。アナリストの間では、今、その水準が今後、1〜1年半の間にも過去最高に戻す可能性があると指摘する。
OMXTは過去1年で73%の上昇を記録し、数年前に暴落した株価も一気に急回復してきている。Nordea銀行では、当初、昨年の株価は精々50%の上昇に留まると予測しており、73%の上昇という結果に驚きを隠せない。
同行の今年の株式市場予測は、39%の上昇。昨年は今年エストニアがユーロに移行することを見越して株価が高騰したという背景があり、そのビッグ・イベントが終わった今、株価は昨年ほどの上昇は期待できないと見られている。