2010年、タリン証券取引所では最高の1年を終えている。この1年で同インデックスは実に73.7%の上昇を記録した。
最も株価を上げたのはSilvano FGで、株価は驚異の254.5%の値上がりだ!次いでTallinkが113.5%も株価を上げ、Olympic EGが106.3%と続いていく。
つまり、ここまでは株価は倍以上に値上がりした訳だが、倍には届かなかったそれに匹敵するような株価の高騰を記録した企業に枚挙はない。Viisnurkでは99.9%の上昇、Arco Varaも83.7%の上昇、Merko Ehitusも81.4%の上昇、Ekspress Gruppも75.3%、Baltikaも75.2%、Tallinna Kaubamajaも61.3%、Harju Elekterも51.8%、上場廃止となったNormaも51.3%の上昇を記録した。
これらも株価は50%以上の上昇という最高のパフォーマンスを達成している訳だが、Trigon PDの13.6%、Jarvevanaの12.5%、Premia Foods の6.7%は他と比べるとかなり期待はずれといってもいいだろう。
しかしながら、同証券取引所ではたったの2社(Tallinna Vesiの-21.1%とNordeconの-8%)だけがマイナスパフォーマンスに終わった1年ということからもはやりユーロ導入を前に早々に投資家はエストニア企業株を取得に動いていたのかもしれない。