先日はエストニアのローン滞納の話を取り上げたけれど、今回はラトビアの状況をちょっと紹介します。
6月末の時点でラトビアのローン滞納率はエストニアの7.1%を4倍を超える28.6%という物凄い状況で、失業率の酷さを背景にローンの支払いが出来ない市民の増加が止まらない。
ローンの返済滞納は、5月末では27.8%であったが、その1ヶ月後には28.6%と1%弱の増加となっている。
また、90日を超えるローン滞納の割合は6月末で19%、ローンの焦げ付きは、6月末の時点で実に11.2%に達している。因みにこれは金額ベースで言うと17億ラッツ(約2711億円)に上り、5月末からは実に10.9%も増加している。
ローンの滞納の元凶とされる失業率だが、5月に17.35であったものが、6月では15.6%まで改善し、雇用回復の兆しは出始めている。