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中国人の目が光る!狙うはラトビア企業〜ラトビア〜

カテゴリー: - 編集部

この所、やたらとairBalticによる他社買収の興味といった話題がにぎやかだけれど、今度はそのairBaltic自身が買収されかねないというお話!

airBalticは、殆どほぼ国営の航空会社なんだが、ラトビア開発局のAndris Ozols代表によると、中国企業がairBaltic買収に興味を示しているらしい。

airbalticは明らかにバルト3国最大の航空会社で、その就航先を見てもリガがこの地域で中心(ハブ)となっているといっておかしくないだろう。

Ozols代表は、中国企業がairBalticだけではなく、港湾や荷載ビジネスなどへも興味を示しており、ロジスティックセンターの建設にも前向きだという。

airBalticの買収は、この先どうなるかまだまだ不透明だが、現在の大株主は国が52.6%を所有している。ただ、2週間程前に中国企業からの買収興味を聞いたといい、近々、中国から経済諮問団がやってくる予定であることからもかなりのタイミングの良さでもある。

このairBalticは少し前にフィンランドの地域コミューター航空であるFinncommの買収に興味を示していたが、Finncommはフィンランド航空傘下企業でもあり、Finncommの株式取得には両社の合意が必要となる。

airBalticは、フィンランド航空に対して、地域の航空サービス競争の挑戦状を渡している。これらを踏まえても敵対する会社にわざわざエールを送る必要もなく、フィンランド航空は今後、経営戦略強化ということもありFinncommを完全子会社化することになるだろう?!

Finncommはフィンランド国内市場の22%を獲得しており、airBalticはその辺を狙っているようだ。

もしairBalticがFinncommを買収し、その直後に中国企業がairBalticを買収なんていう話にでもなると、この地域での中国のプレゼンスは一気に高まるだろう。


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