リトアニア議会が密輸などの犯罪への罰金を現在から10倍も引き上げようと議論している。議会のこうした姿勢は、今の罰金額ではあまりにも低すぎ、密輸を減らす効果を生んでいないというものだ。
今後、実際に法律が改正されれば、罰金額は現在の6500リタス(約20万8000円)から10倍に引き上げられるか、最低生活費(800リタス、2万5600円相当)の500倍のどちらかが適応される。
更に犯罪性が高いものへは、現在の最低生活費の100倍から1000倍へ引上げられることになる。重大事件となると、これが更に引き上げられ3000倍もの罰金がかされるという。
この所、景気への悲観や失業、破綻などにより経済犯罪へ手を染める輩が急増しており、何とか法律(罰金)を厳格化し、その動きに歯止めをかけたいという声が高まったいる。
最近では、違法タバコの輸入などが検挙されており、その際も密輸総額20万リタス(約640万円)に対して罰金は1万4000リタス(約44万8000円)に過ぎず、密輸が後を絶たないことに業を煮やしていた。
今、リトアニアに蔓延る密輸犯罪は、タバコの他、石油、薬品などが中心となっている。そして密輸は主にロシアやベラルーシ国境を越えてくるものが大半だという。