バンクーバーオリンピックはあっという間に終わりを告げ、日本でも報奨金の少なさがテレビ度々取上げられていた。
確かに中国や韓国と比べると、同じアジアであるにも関わらず日本の報奨制度では正直モチベーションは上がらないと感じる人も多く、それ以上に強化費すら削減され、競技人口の減少に拍車を掛ける結果を招いている。
ところでこの報奨金だが、このバンクーバーで銀メダルを勝ち取ったエストニアのShmigun-Vahi女史はいくら得たのだろう?!
バンクーバーオリンピックで唯一メダルを獲得した彼女と彼女のコーチAnatoli Shmigun氏には文化省から計165万クローン(約1320万円)の報奨金が出されている。
10キロクロスカントリースキー競技で銀メダルを獲得したKristina Shmigun-Vahi女史、国民の期待を背負って期待通りのメダルをエストニアに持ち帰った!
報奨金の詳細は、メダリストの彼女には110万クローン(約880万円)、そそてコーチを務めた彼女の父親へは55万クローン(約440万円)が出されている。
日本の報奨金200万円(銀メダル)と比べると4倍ということ、物価レベルや所得水準からすると結構高額といってもいかもしれない。
とは言え、エストニアには中国や韓国のように奨金だけではなく、マンションを与えたり、一生涯の年金が与えたりといった特典はなく、更なるモチベーションを挙げるにはもう少し他のメリットを出してもいいのではないだろうか?!