先週リトアニアを襲った大寒波。あまりの寒さに学校も閉鎖せねばらならくなったようだ。
25日の朝、多くの学校では生徒が自主的に登校を止め、出席率が著しく下がったという。その出席率だが何と一部1%にまで下がった。
実はリトアニアには登校に関して、もし気温が-20度をきった場合、生徒は自主的に登校するか自宅待機するかを選ぶことが出来る。
リトアニア南部のヴァレナでは、全生徒562人の学校にたったの5人しか登校せず、休校せねばならなくなった。当日の最低気温は-30度で生徒が来ない以上、授業は取りやめにせざるを得なかったとMilda Padegimaite校長は説明している。
同様に北西部のシャウレイの学校も気温が-26度となり、30%を超える学生が自宅待機を決め、授業に影響が出たという。
しかし、首都ヴィルニスでは、気温は-14度から-18度まで冷え込んだが、規定となる-20度までは下がらず、授業は通常通り行われた。
バルト3国を襲ったこの大寒波、まだまだ終わりを見せてはおらず、至り所で-30度を記録しており、-20度弱の地域が一見錯覚からか暖かそうに感じてしまうほど冷え込んでしまっている。