フィヨルドの滝2
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生き残れるのか娯楽産業は?!

カテゴリー: - 編集部

この間、ちょっとだけオリンピックカジノの本店まで覗きに行ってきたんだが、あまりのガラガラ感から収益はかなり苦しいのではないかと心配したりもしてみたが、丁度去年の決算内容が発表されて納得した。

この寒さの中、大人が遊びに行く所には自ずと絞られ、映画かカジノか、精々食事、ウインドーショッピングなどに絞られる。

タリンの街中に乱立したカジノも今ではその殆どがドアを閉め、看板だけ状態で空き家となっている。

誰も足を運ばなくなったカジノ業界では、生き残りをかけ店舗(店舗削減)を閉めたり、設置している機種を限定してコスト削減などを手がけたりもしているが、そろそろ限界に近づいてきているのではないだろうか。

バルト3国最大のカジノ会社、オリンピック社(Olympic Casino Eesti AS)が09年度の決算を発表し、昨年度の売上高が3億6100万クローン(約29億4200万円)に留まり、08年度期比でほぼ半額となる-48%であったことが明らかになった。

同社の売上高は、各四半期別で見ると、第1四半期に8430万クローン(約6億8700万円)、第2四半期に8850万クローン(約7億2000万円)、第3四半期に9230万クローン(約7億5000万円)、第4四半期に9580万クローン(約7億8000万円)といった詳細であった。

08年度の売上高は、7億クローン(約57億円)近い、6億9170万クローン(約56億3700万円)もあったが、去年は不景気の深まりと共に余暇ビジネスの代表とも言えるカジノは衰退している。

2011年度にもユーロ導入?!といったムードの中にあるエストニアだが、依然期待とは反して旅行者は増えているとは言い難く、地元民がギャンブルするほどの余裕は残っておらず、観光客頼りの娯楽産業はどうやってこの1年を乗り切るのだろうか?!


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