何とリトアニアでは国民の実に4割が遺伝子組み換え食品の購入に前向きなんだという。
遺伝子組み換え食品、所謂、GMO食品に対し、リトアニア人はその低価格を背景に基本的に購入に障害はないと考えている人が多いらしい。
とは言え、国民の半数近くは依然遺伝子組み換え食品には否定的であり賛否は色々だが、ただ値段が安ければそれはそれでいいじゃないかという意見の国民が40%もいる訳で、彼等にとっては遺伝子組み換え食品の摂取により如何なる健康問題を抱えることになるのかといった懸念よりもより安ければ生活は楽に済むといった現実的なことへの興味の方が強いと言っていいのだろう。
しかしながら、問題とされていることは、現在、日々口にしている食品が実際に遺伝子組み換えをされている食品なのか否かを知らず知らず口にしているかもしれないことにあるとも言われている。
今の所、リトアニア国内で実際に遺伝子組み換え食品として普通に販売されている食品は、マーガリン、オイル、マヨネーズ、トーストパン、ビタミン剤、駄菓子などで、知らず知らず摂取している可能性はかなり高いと言えるだろう。
何といっても遺伝子組み換え食品は普通の食料品よりも3割は安く、その値段が低所得層には大きな魅力となっている。
こういったものは、決してリトアニアに留まった話ではなくラトビアでもエストニアでも存在しているだろうから、もしかしたら遺伝子組み換え食品を気がついたら毎日食べていたって事にならなければいいのだが・・・