新年明けましておめでとうございます。
今年は昨年末から続く大雪のためこちらバルト3国では至る所に雪の壁が出来上がってしまっています。
長年、これ程の雪が降ったことがありませんでしたので除雪に十分な費用が街に、そして国に余裕があるのか流石に心配になるほどです。
さて、新年ではありますが、昨年のクリスマス絡みの話題を取上げてみます。
毎年、クリスマスが来ると各家庭ではクリスマスツリーを買ってきて、家の中に飾り付けるのですが、リトアニアでちょっと変わった取り組みがなされています。
これまでは役目を終えたこれらツリーは多くの国でそのままゴミ捨てに捨てられてきました。
しかしながら、この不景気やエコブームというのもあり、クリスマスツリーを再利用して何とバイオ燃料にしてしまおうというのです。
今、リトアニアで進められている『Christmas Tree for the Warmth of Homes』というキャンペーン、自宅近くのスーパーなどに使い終えたクリスマスツリーを集積しようというもので、このキャンペーンそのものはヴィルニスでは既に4年目を迎えている。
ただし、今年はヴィルニスに留まらず、全国的に展開しようとEcoserviceとBionovusの両社が共同してキャンペーンを展開し、クライペダ、ヴァレナ、シルヴィントス、シルテなどで集積を行うという。
上手く大量の使い捨てクリスマスツリーを集められれば、各地の住宅の暖房に宛がいたいというのがこの取り組みの詳細です。
日本では本物のクリスマスツリーを家に飾るという文化はありませんのであまり注目される話題ではありませんが、毎年、世界中で大量のツリーがクリスマスを終えた途端、ゴミ捨て場に詰まれているのが現実です。