マンション売買は寂しい限りらしい。バルト3国最大の不動産サイトCity24によると1-11月の期間にエストニアのマンション売買は激減していたという。
売買件数が寂しいことから売り物も少なく、売り物が見つからないことで更に買気を無くした人達はマンション購入を控えるというスパイラルに陥っている。
12月1日の時点でマンションの売り物は1万1515戸で、戸建ても4473戸、更地は6283戸と極端に少なくなっている。サマーハウスも588戸、そして商業スペースも1434戸とお寂しい限りで、選択肢の少なさが際立っている。
年初に売りに出されていたマンション戸数は実に1万7000戸もあり、この約1年間に5500戸も売れたのではなく、その殆どが売り物を引っ込めた状態となっている。
同様に戸建ては年初には5500戸近く、サマーハウスも900戸あまり、そして更地も9000戸強も売りに出されていた。
売り物が消えたことで物件の値下がりは底値感が出始めているが、このまま景気が回復すれば御の字となるが、金融危機第2波がやって来てでもすれば売り時を逸した物件は底なし沼にもなりかねないとも懸念されている。