お給料が急激に減っている。今、そんな悲しい日々を強いられているのがバルト3国だ。
特にお給料の減少が激しいのがリトアニアで、バルト3国の中でも最も給料水準が低い。
この第3四半期を見ても、リトアニアの平均給与は、前年同期比で-7.7%となっており、ラトビアの-6.4%、エストニアの-5.9%を上回る下落率となっている。
そしてバルト3国一手取りが少ないとされたリトアニアの月給は平均620ユーロ(約8万3700円)で、ラトビアの648ユーロ(約8万7500円)、エストニアの752ユーロ(10万円強)と比較しても物足りなさは顕著である。
これだけ見ると、エストニアの高給振りが顕著だが、これでも月給は10万円程度なワケで、先進国との給与格差の解消は相当な道のりを要すことは確実だ!
2025年だかまでに欧州トップ5の所得水準を目指すと高々に掲げたエストニアも流石にそろそろ現実を直視すべきときかもしれない。
良く考えてみると、この給与水準で住宅ローンを2000万円、3000万円と抱える世帯が相当数いると思うと、日本に比べて高金利なこの地域で一生ローンを払っても払いきれるのか他人事ながら心配してしまう。