統計局の資料によると、エストニアの自殺者が順調に減少をたどっているらしい。
っが、しかし、最近ではこの不景気が原因で上昇傾向も見て取れるんだって!
昨年、エストニアでは242人が自殺し、命を絶ってしまった。自殺者率は10万人に18.1人となり、2000年の27.5人からは順調に減少傾向にある。
この自殺者数は1950年当時のものに類似しており、タリン大のAiri Varnik教授が社会に生きる目的や夢、就労の選択の自由などが出来たことで生きることを諦めるものが減り、もうちょっと生きてみようと考える人が増えたことにあるのではと自殺者の減少を分析してくれている。
男女別で見ると昨年、自殺を図った男性は189人、女性で53人という割合で男性の方の自殺願望が高いことが伺える。
とはいっても、エストニアの自殺率は今でも欧州でもトップクラスに変わりなく、EU平均の実に1.5倍の自殺者がいるという。