アレクサンドル・ネフスキー聖堂
メールマガジン
07年1月1日からブルガリア、ルーマニアがEU加盟を果たすことが決まり、巨大化する欧州・中東欧に続き、巨大市場として台頭しつつあるロシア、GDP成長率が10%を上回るバルト3国、国営企業の民営化を急ぐCIS諸国といった地域の経済状況などの情報を配信しています。

メールアドレス:

→詳しくはこちら


i-modeにて最新経済ニュースをいつでもご覧いただけます。

広告掲載について

バルトに続くか欧州鉄道?!〜バルト3国〜

カテゴリー: - 編集部

バルト3国各国の運輸大臣らが集い、ポーランド、フィンランドへと国内の鉄道網を再構築するために意見交換を行っている。

特に国内の鉄道網がズタズタにあるエストニアは国内の鉄道を早々に再構築することを急ぐ必要があるとされている。

バルト3国をつなぐ鉄道網『Rail Baltica』構想の完成には、時速120キロで走ることを可能とする線路の構築が必要となる。

そしてその最大の問題がお金である。

丁度この19日にバルト3国、ポーランド、フィンランド等の運輸相が集まり、意見交換を行った。

合意事項は、欧州鉄道網にとってバルト3国を通すRail Balticaは最重要事項であるとの認識に立ち、欧州だけに留まらず、それらから連なる更なる遠方への鉄道網との連結が将来必要となることからもRail Balticaは外す訳には行かない部分だという。

しかしながら、最大の問題は如何に資金を調達するかで、欧州基金からの資金で足るのか、各国からの更なる助成金がどれだけ必要になるのかなど、財政に余裕のないバルト3国にはかなりの負担になることは確かだ。

鉄道網構築を急いだ場合の最大のメリットは、真っ先に巨額投資が必要とされるため国内に雇用が生まれ、経済が安定するかもしれない点だ。ゼネコン救済策みたいだが、真っ先に景気の底上げには一番のカンフル剤になるかもしれない。

その逆に、デメリットは急激にEUなどからの資金が流入することで財政バランスが更に崩れ、ユーロ導入が更に更に遠くなることだろうか?!

さてさて、欧州鉄道にバルト3国は一体いつ繋がることが出来るのだろう?

完成したら、是非共、一度、欧州を鉄道の旅で走り抜けてみたいものだ。


8 queries. 0.071 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress


Copyright (c) 2004 CPGBalticsOU All rights reserved.
本ホームページの全部または一部を 無断で複写複製(コピー)することは、 著作権法上での例外を除き、禁じられています。