最近でも国境警備隊はアフガニスタン人2名を捕捉しており、彼等の話ではタリンからストックホルムに密入国するつもりだったらしい。
こういった不法入国者は、エストニア南東部のロシアとの国境地を介してエストニアに入国しており、捕捉されるとその足でロシアへ強制出国させられる。
このところやたらとアフガニスタンからの密入国が増えているといい、特に6月の数日だけを見ても3人のアフガニスタン人がタリンの旅客船ターミナルで捕捉されている。
彼等の話でもやはりロシアから不法入国したという。
この所エストニアは欧州に入る密入国ゲートウェイとなりつつあり、当局でもかなり頭を痛めている。
エストニアへの入国を果たした彼等は主にスウェーデンや他欧州へと旅立っていく。
エストニアで捕捉されたこういった密入国者はこの半年間だけを見ても既に34名に上がっており、昨年の4人から一気に急増している姿が見て取れる。
恐らくエストニア国内やロシア国内にこういった不法入国を手伝う何らかの組織があると考えられており、景気後退もあり、あらゆる犯罪がここエストニアでも拡大する懸念がここ最近増してきている。