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07年1月1日からブルガリア、ルーマニアがEU加盟を果たすことが決まり、巨大化する欧州・中東欧に続き、巨大市場として台頭しつつあるロシア、GDP成長率が10%を上回るバルト3国、国営企業の民営化を急ぐCIS諸国といった地域の経済状況などの情報を配信しています。

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銀行手数料はGDPの1%?!〜エストニア〜

カテゴリー: - 編集部

銀行の手数料総額がGDPの1%にも達するそうだ!エストニアでは2009年に銀行が稼いだ手数料総額が1億2700万ユーロに達し、この年のGDPの1%を占めている。

同年、大手のSEBでは3850万ユーロの手数料収入があり、Swedbankでも6120万ユーロを手数料から叩き出している。シェア3位のSampoですら1360万ユーロの手数料を稼いでおり、正に銀行収益に手数料収入が欠かせない状態となっている。

欧州委員会では銀行の手数料について調査しており、その報告内容によると、エストニアで銀行口座を有するお客は年間51ユーロの手数料を支払い、EU27カ国中、21位の手数料を支払っているという。

エストニアの銀行手数料が高いか安いかは物価水準や所得水準といったいろいろな要因を踏まえて回答すべきことになるが、ローンの借り換えなどで欧米では考えられないほどの手数料を徴収することを踏まえると、ただ単なる送金手数料などだけの料金比較は意味はないのではないだろうか?!


旧紙幣の再利用!〜エストニア〜

カテゴリー: - 編集部

徐々に市中からエストニア・クローンが姿を消している。クローンとユーロの平行利用が不可能になれば、市中からは殆どのクローンは消えてしまうだろう。

さて、回収された旧紙幣となったクローン紙幣はその後どうなってしまうのだろか?

回収され、使うことが出来なくなった旧紙幣は皆シュレッターにかけられ、粉々にされた後、ナント最後は全て燃やされてしまうという!

Iruにあるタリンに暖房を届ける熱電所で焼却され、熱暖房と化して、タリンのセントラルヒーティングの一部として届けられることになる。

では、硬貨のその後はどうなってしまうのだろうか?

硬貨は流石に焼却出来ないので、全て回収された後、改めて溶解され、新たな硬貨に生まれ変わるらしい。当然、新硬貨には記念硬貨もあれば、ユーロ硬貨も含まれる。

回収された旧紙幣が焼却されてしまうと聞くと、とても寂しく、旧紙幣も硬貨のように第2の人生として良い再利用の道を見つることは出来ないのだろうか?!


平均年齢は47歳〜ラトビア〜

カテゴリー: - 編集部

ラトビアでは若者でも起業する人が多いようである。2005年までは、起業する人の年齢は31歳から40歳というレンジで起業する人が多かったが、最近では20代でも起業する人が増えている。

因みにLursoftによると、経営者の平均年齢は47歳となっている。

昨年、ラトビアではナント21歳から30歳までの若者による起業が5043社に及んだ。同様に31歳から40歳までの起業数は4542社あり、20代、30代による新規起業ブームが到来しているのかもしれない。

若者による起業の増加傾向に感化されたかのようにシニアによる起業も増加しており、昨年は51歳から60歳という年代でも前年期比で約40%増となる911社にも達した。

ただし、この傾向に対して、一部では1992年頃の経営者平均年齢は39歳だったとし、現在の47歳と比べて当時の方の若者の方がもっと起業意欲が高かったといった声もあるという。


クローンは今日まで!〜エストニア〜

カテゴリー: - 編集部

国民から愛されたエストニア・クローンがもうこれでお役御免に近付いている。独立のシンボルとして、国民から絶大な支持を得てきた通貨が今週で使い収めとなる。1月10日の時点で既に現金による買い物では80%がユーロで行われており、エストニア・クローンが日増しに市中から姿を消している。

支払いの殆どは既にユーロでされるようになり、同様にお釣りはどうかというと97%が既にユーロで戻されている。つまり、いつしか皆の財布の中身はすべてユーロという構造で、徐々にユーロが国民の財布を占領し始めている。

現在、エストニア・クローンとユーロの両方が支払いに使えるとされているが、それも今日(14日)、金曜日までで、クローンの使い収めは残りあと僅かとなっている。


ラトビア経済、回復路線に?!〜ラトビア〜

カテゴリー: - 編集部

昨年、景気回復がかなり進んできたと見られているラトビア、そのトレンドは今年も継続すると予測されている。

SEBの予測では、経済は昨年急回復の兆しを示して以降、今年の経済も更に楽観的なものになるというものとなっている。特に国内の製造業では、回復傾向が顕著で今年の景気動向が期待できるとされている。

しかしながら、一方では製造業の規模自体は、他バルト3国と比べても依然かなり小さなもので、あまり大きな期待はしない方がいいという意見も見聞きする。

徐々に消費動向も活発になりつつあるようなので、このまま景気回復へ一直線となってほしいものである。


目指せ、最高値!〜エストニア〜

カテゴリー: - 編集部

エストニアの証券市場が2007年に付けた過去最高値にこの1年で追いつくかもしれないという。

タリン証券市場(OMXT)は2007年をピークにこの3年間は停滞期に入っていた。アナリストの間では、今、その水準が今後、1〜1年半の間にも過去最高に戻す可能性があると指摘する。

OMXTは過去1年で73%の上昇を記録し、数年前に暴落した株価も一気に急回復してきている。Nordea銀行では、当初、昨年の株価は精々50%の上昇に留まると予測しており、73%の上昇という結果に驚きを隠せない。

同行の今年の株式市場予測は、39%の上昇。昨年は今年エストニアがユーロに移行することを見越して株価が高騰したという背景があり、そのビッグ・イベントが終わった今、株価は昨年ほどの上昇は期待できないと見られている。


Up-Date 天然ガス価格値上げ決着?!〜リトアニア〜

カテゴリー: - 編集部

ロシアのガスプロムからリトアニアへ供給される天然ガス価格がバルト3国で最も高い値段で決着したらしい。2011年1月以降、リトアニアはガスプロムへ1000㎥あたり、365米ドルを支払わなければならなくなる。

リトアニアのLietuvos Dujosは、昨年1000㎥あたり348米ドルを支払っており、他バルト3国の何れもが今年は15%の値引き価格で供給される契約を勝ち取っていたことから、ほぼ同様の条件での契約が可能だと見ていた。

しかしながら、結果は大きく違ってしまった。

昨夏の時点でLietuvos Dujosはガスプロムへ1000㎥あたり320米ドルを支払っていたが、他欧州諸国が平均で308米ドルで供給を得ていたのと比較してもリトアニアは高値を掴まされていた。

バルト3国で最も安値で天然ガスの供給を得ているエストニアは、昨年年初は1000㎥あたり340米ドルを支払っていたが、今後は303米ドルでガスの供給を得ることができる。


天然ガス価格、村八分にされたリトアニア〜リトアニア〜

カテゴリー: - 編集部

リトアニアがロシア側に要請していた天然ガスの値引きが拒否されている。既にエストニア、ラトビアの両国はロシア側から15%の値引きを勝ち取っているが、リトアニアだけは未だに今年のガス価格が確定していない。

エネルギーの独立性を目指すリトアニアとしてもこれは流石に大きな問題となっている。リトアニアは今、国内のガス会社(ロシア側が株式を一部所有)を分割する方向にはいっており、ロシア側がそれに反発しているという。

露ガスプロムは、既にラトビア、エストニアとのガス価格を双方の条件のすり合わせに合意し、値引き幅が15%と決定させている。しかしながら、リトアニアの動向は同社にとっては不利になるとの意向で、ガス価格が未だに確定できずにいる。

まだまだ合意までは長い道のりとなる可能性もあり、今年のリトアニアのガス価格は今後、高騰していくかもしれない?!


株価は1年で74%上昇の最高のパフォーマンス!〜エストニア〜

カテゴリー: - 編集部

2010年、タリン証券取引所では最高の1年を終えている。この1年で同インデックスは実に73.7%の上昇を記録した。

最も株価を上げたのはSilvano FGで、株価は驚異の254.5%の値上がりだ!次いでTallinkが113.5%も株価を上げ、Olympic EGが106.3%と続いていく。

つまり、ここまでは株価は倍以上に値上がりした訳だが、倍には届かなかったそれに匹敵するような株価の高騰を記録した企業に枚挙はない。Viisnurkでは99.9%の上昇、Arco Varaも83.7%の上昇、Merko Ehitusも81.4%の上昇、Ekspress Gruppも75.3%、Baltikaも75.2%、Tallinna Kaubamajaも61.3%、Harju Elekterも51.8%、上場廃止となったNormaも51.3%の上昇を記録した。

これらも株価は50%以上の上昇という最高のパフォーマンスを達成している訳だが、Trigon PDの13.6%、Jarvevanaの12.5%、Premia Foods の6.7%は他と比べるとかなり期待はずれといってもいいだろう。

しかしながら、同証券取引所ではたったの2社(Tallinna Vesiの-21.1%とNordeconの-8%)だけがマイナスパフォーマンスに終わった1年ということからもはやりユーロ導入を前に早々に投資家はエストニア企業株を取得に動いていたのかもしれない。


違法カジノ摘発!〜ラトビア〜

カテゴリー: - 編集部

昨年末の話だが、12月30日、リガ警察がリガのAusekla街の地下にある違法カジノを摘発した。この1年、実は警察はこの違法地下カジノに秘密潜入などを行い摘発の機会を伺ってきた。

乗り込んだその時、警察は今回の摘発で2人を逮捕している。

この違法カジノ、規模自体は小さなもので、テーブルカジノ1台、ルーレット1台、そしてバーがあるという規模のものであった。

今回逮捕されたのは、43歳と44歳の男性で、無免許でカジノを運営していたという嫌疑である。

そして、当然、アルコールも扱っており、無免許で酒類も扱っていたということも逮捕理由となっている。

ラトビアは合法的にカジノが運営しているにも関わらず、違法カジノにやってくる輩も結構いると言われる。今、日本でもカジノ構想をあちらこちらで語られているけれど、違法カジノは、ラトビアを見てもカジノを合法化してもやっぱりなくならないんだろうか?!


市中に眠る大量のクローン!〜エストニア〜

カテゴリー: - 編集部

2011年1月1日、エストニアにユーロがやってきた!長い間の念願の夢がようやく叶ったその瞬間、日付が変わったその瞬間、深夜にもかかわらず多くの市民が街中で歓喜に沸いていた。

タリンでは、夜空全体を覆い隠すかの如く大きな花火が何度も何度も打ち上げられ、街全体を覆い尽くし、如何にこのユーロがエストニアとって重要なものであるかを物語っているかのようだった。

そんな1日から既に数日、全土では万遍なくユーロが行き渡っている筈だが、依然、全土には大量のクローンが銀行に持ち込まれずにいるという。今も尚、市中に留まっているクローンは51億2000万クローン(約358億4000万円)にも及ぶという。

年末からの4日間で、エストニア中央銀行に持ち込まれたクローンは実に18億クローン(約126億円)に及んでいる。繰り返すが、それでも依然51億クローン(約357億円)もの資金がそのままの状態で市中に眠っているのである。

エストニア銀行協会によると、これまで市中に出回っていたとされているクローンは、2010年12月の段階で80億クローン(約560億円)だったといい、つまり、未だ半数以上ものクローンがどこかに眠っている計算になる。

一方で、新年からの数日でATMから引き出されたユーロは既に500万ユーロ(約5億4500万円)を超えており、1月1日、2日だけでもこの2日間で4000万クローン(約2億8000万円)がユーロと換金されている。また、口座間における換金は3050万クローン(約2億1350万円)あり、年初からの2日間で郵便局に持ち込まれたクローンも860万クローン(約6020万円)に達しているという。

市中に眠る大量のクローンは、一体あと何年で全額が中央銀行の手元に戻るのだろうか?!


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