エストニアのポテトが突然の大人気なっている。今年、バルト3国周辺のポーランドやロシアでは予定していたポテトの収穫がまったく出来なくなった為、天候被害がなかったバルト3国に買い取りオファーが殺到しているらしい。
今年、ポーランドでは洪水がひどく、折角育てたポテトが流され、収穫できなくなっている。そして、エストニアのお隣、ロシアでは今年は干ばつにあい、こちらも天候異変ということからポテトが全然取れないという。
エストニアのポテトの生産業者へは、この双方から買い取りのオファーがひっきりなしにあるという。
ポテトを買いたいという業者は絶え間なく電話をかけてくるといい、買値も国内の買い取り業者のものよりも1キロ当たり0.6ユーロも高値で言い寄ってきている。しかしながら、国内の生産者も今年大量に国内の業者との契約を打ち切り外国に販売すれば、来年以降の契約に大きな影響が出かねないとして二の足を踏んでいる。
確かに、今年だけちょっとだけいい値で買い取ってもらえても来年また同様のオファーがある可能性は極めて少ないと考えるのは当然で外国へ売られるポテトはそれ程ないのではないだろうか。
とは言え、今も連日ひっきりなしにかかってくる電話に頭を悩ませなければならないようだ。