ユコス,マゼイキウ株を安値で放出 (リトアニア−ロシア)
投稿日時 2006-3-30 2:35:03 | トピック: Russia
| ロシアの石油大手ユコスがリトアニアの製油会社マゼイキウ・ナフタの持ち株を当初より値引きした金額でリトアニア政府に売却することに合意した。
マゼイキウの筆頭株主にはこれまで53.7%を保有するユコスが最大で、その他にはリトアニア政府が40.66%、そして少株主が5.64%の株式をそれぞれ保有していた。
マゼイキウ・ナフタはリトアニアの石油商品市場の90%のシェアを持っており、04年度の収益は2億6110万ドルに達していた。
これまでにリトアニア政府は、ユコス保有分の株式を買収する意向を明言してきており、買収後には政府保有分の一部となる20%を合せた株式を売却することを明らかにしていた。
リトアニア政府広報は、ユコスは既に持ち株53.7%を当初の140億ドルから120億ドルまで引き下げて売却することに合意したと発表しており、今合意には、ユコスはリトアニア政府へ05年度の配当金として3億ドルを支払うことも含まれている。
政府放出分と合せたマゼイキウ株買収には、これまで露英のTNK-BP、石油商社Vitol SA、カザフスタンのKazMunaiGaz、露ルクオイル−米コノコフィリップス連合が興味を示している。
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