給与の3割が賄賂(ロシア)
投稿日時 2006-2-23 2:00:00 | トピック: Russia
| Sergei Shatalov財務副大臣によると、依然、ロシアでは所得税や地方税、連邦税などが一切掛からない所得として給与の30%近くが賄賂として袖の下を通して支払われる状況が続いているという。
袖の下について、賃金のどれくらいに当たるかといった正式な数字はないが、20〜40%が所得税の掛からない形で渡されているとして、少なくとも30%は妥当な数字だと同副大臣は賄賂がロシア国民の間に広く蔓延していることに懸念を示している。
ロシアでは、一般市民の平均給与指標として南ヴォルゴグラード地区の市民18万人の給与水準が政府が定める最低賃金の指標(MROT)として使われているが、実際の平均給与はMROTの何倍にもあたると推測され、その支払いは全て税務署が掴めないように袖の下を通して支払われているといった現実がある。
これらの実体経済を把握するために、ロシア政府では、税制改革を推し進め、各課税項目の税率の引き下げや年金改革などに取り組むことで、課税漏れをなくすことに力を入れ始めている。
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