ルーブルの変動制への移行は時期尚早(ロシア)
投稿日時 2005-6-28 1:00:00 | トピック: Russia
| アレクサンドル・ジューコフ(Alexander Zhukov)副首相は27日、経済会議の中でルーブルの為替自由化は時期尚早であるという意見を明らかにした。
同副首相は、現在の高騰する石油価格や巨大化する貿易黒字を踏まえると、市場の判断次第では、ルーブルは米ドルに対して少なくとも20-25ルーブルは上昇するとい見ている。また、同時に、もし同様のルーブルの上昇が起こった場合、輸出企業を中心にロシアの生産業者には多大な被害が生まれることを懸念するという意見も述べている。
副首相によると、ロシア中央銀行(CBR)は、対ドルに対する激しい為替変動を避けることや極端なルーブル高などを操作する政策を近い将来にも施行せざる得ないという。
ジューコフ副首相は、政策為替値として06-08年には対ドルレートとして1ドル27.5-28.5ルーブルが望ましいとしている。このところルーブルは、1ドル28.5ルーブルで取引されている。
26日に開かれたドイツの経済諮問団との会合では、プーチン大統領が中央銀行は07年にも為替の自由化を計画していることを明らかにしている。
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