起業に優しい都市ランキング(ロシア)

投稿日時 2005-4-22 0:00:00 | トピック: Russia

Opora及びVTsIOMが実施したロシア国内での起業に優しい都市調査の結果が21日発表された。調査結果から、モスクワ、サンクトペデルブルグなどの大都市は、小規模事業主には不向きであることが分かった。

同調査では、ロシア89地域の80地区にある4350の事業主を対象に行われ、ヤマロ-ネネツ自治管区とバシコルトスタン共和国がロシア連邦で最も起業がし易い地域となった。

大都市のサンクトペデルブルグやモスクワはそれぞれ68位、77位となり、新規に事業を起すには最も向かい都市と評価された。

起業家が最も苦心するのは、犯罪や法的な介入などではなく、官僚等の存在が一番懸念材料だと応えている。その他には、税務当局からの唐突な追徴課税や法整備の未整備などが挙げられている。

Oporaによると、現在ロシアには470万人の起業家がおり、彼らにより起業された事業体は98万2000社に上っている。また、これらの小規模事業体がロシア経済のGDP10-12%の規模を占めているという。

今回の調査でヤマロ-ネネツ自治管区のような極区が最上に評価された理由は、市場への参入がし易く、競争が比較的緩いことが挙げられる。一方、モスクワなどの大都市の評価が低くされたことへの理由では、市場への参入が難しく、開業経費が極端に高いことなどが上げられている。

起業に優しい都市ランキング
01. ヤマロ-ネネツ自治管区
02. バシコルトスタン共和国
03. スタヴロポリ
04. トゥーラ
05. スモレンスク
67. モスクワ地区
68. サンクトペデルブルグ
77. モスクワ
情報提供元:Opora/VTsIOM


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