黄金の卵が上場へ(スロベニア)

投稿日時 2005-4-18 0:01:00 | トピック: East & Central EU

スロベニア最大の銀行の上場機運が高まっている。Marjan Kramar氏率いるNova Ljubljanska Banka(NLB)の上場の噂が広まり始めており、もし同行が上場を果たした際には、現在の闇市場で取引されている1株100ユーロを優に超えるものと見られている。

リュブリャナ証券取引所では、過去2年間の間にオーストリア大手のBank Austria Creditanstalt(BAC)が上場を果たしており、そのほかにもオーストリアのReiffeisen Zentralbankグループ傘下のRZB International銀行が既に上場準備に入っている。

東欧に事業を拡大している同2行の株価はウィーン証券取引所で急騰しており、その勢いを買ってスロベニアの証券市場でも同じような株価高騰が期待されている。

BACが上場した際のIPO価格は、上場後間もなく2倍にまで上昇しており、NLBの上場時のIPO価格もこの前例を受けて試算されると見られている。

RZB株の闇取引では、既に1株38.5ユーロという値が付けられており、同社が予定しているIPO価格27〜33ユーロを既に上回っている。

もしNLB株のIPO価格がRZB Internationalと同様の水準となった場合には、少なくとも株価は1株175ユーロまで高騰すると見られ、例えBAC上場時のIPO価格の水準となったとしても1株142ユーロは硬いと予測されている。


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