危険水域に入った所得格差(ロシア)
投稿日時 2005-3-4 0:28:43 | トピック: Russia
| 富裕層と貧困層との所得格差が昨年1年間に更に広がり、危険水域の水準まで達し始めている。2004年度に、ロシア人の富裕層上位10%が貧困層とされる下位10%のロシア人の所得の14.8倍の所得を得ていることを国家統計サービスが今週初めに公表した。
しかしながら、実際の所得格差は最大で40倍近いのではないかと見られており、経済の2重構造から所得申告のないお金を踏まえた場合、より貧困層と富裕層との所得格差は拡大すると思われる。
ロシア社会の問題の一つは、一部の富裕層では西側諸国の生活と何ら変わらない生活水準を桜花し、その一方でその日の生活にも貧窮している貧困層が実在していることである。
一般的に西側諸国では、所得格差は10倍程度までであれば許容範囲とされており、それと比較するとロシアの所得格差は異常な水準まで達していることになる。
過去数年を振り返ると、01年の所得格差は10倍の水準を維持していたが、02年には13倍まで拡大し、03年には14.3倍まで更に拡大した。
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