リガのエストニア人学校、エストニア政府に財政支援を要請(エストニア)

投稿日時 2009-8-27 2:01:00 | トピック: Baltic State

LETAによると、ラトビアが財政カットに取組んでいる事からリガにあるエストニア人学校も財政難となり、学校運営が困難になっていることからエストニア政府に財政支援を求めているという。

Urve Aivare校長は、同校には現在170人のエストニア人児童がいるが、財政難から今年10年生に上がる児童は一切受け入れられない状況にあると述べている。

財政難では、ラトビア政府やリガ市からの助成が削減され教職員の給与も払えない状況だという。

同校長は、同校では過去数ヶ月間にあらゆる支出削減に取り組んでいるが、それでも学校運営に大きく支障をきたすような状況に変わりはなく、クラスの人数や授業回数などの変更に着手せざる得なくなっていると説明する。

エストニア政府に財政支援を求める同校だが、エストニア政府はこれまでに同行へは教員派遣やエストニア語の教科書などを提供するなどの支援を続けている。

同校長は、エストニア政府が教員1人を支援してくれさえすれば問題ないと述べ、エストニアでの教員1人あたりの給与が1万クローン(約8万6000円)とすると、ラトビアでは5600クローン(約4万8000円)に過ぎないという。

今回の要請にエストニア政府は、教育科学省では今年別途3万4000クローン(約29万2400円)を支援する事を決め、同省としては海外のエストニア人学校の存在は重要だとして支援を行うことを決定したと経緯を説明している。


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