最低自己資本比率を10%まで引き上げ(ロシア)
投稿日時 2005-2-18 3:35:54 | トピック: Russia
| ロシア政府が国内の銀行各行に対して、07年から最低自己資本比率を10%以上とすることを明らかにし、昨年夏場に起こった金融危機および金融不安の払拭に積極的に対応していくことになった。
政府では、昨年の金融不安によりキャピタルフライトを引起したことで多くの資金がロシアから出て行ったことを経験しており、多くの中小銀行が破綻の危機に遭遇したことを危惧し、早急にロシアの銀行業への信頼を取り戻す必要があるとの判断から今回の決定に至った。
また、現在の自己資本比率規制では2%をきらない限り、中央銀行は銀行の業務停止を強制することはできないことになっている。
しかしながら、既に資本比率の平均が15%を上回っていることから、今回の改正は中小の零細銀行の財務基盤の増強と淘汰を視野に入れた動きと見られている。
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