通貨切り下げはセレブにとって最大の敵?!(エストニア)

投稿日時 2009-5-20 2:03:00 | トピック: Baltic State

経済ニュースBBNによると、フィンランドの経済紙Kauppelehtiがバルト3国が通貨の切り下げを先延ばしにしたのは、切り下げれば各国のセレブ等の財務内容を酷く傷つけかねないためだと指摘する記事を掲載したという。

同紙では、自国通貨の切り下げ以外にこの経済危機を乗り切る方策はないとしながらも、バルト3国の各国政府は財政支出を抑え、財政バランスを調整することに必死になっていると指摘している。

もし実際に切下げを行わないのであれば、貧困層は更に貧しくなり、失業率は上がり、公務員、教師、警察官などの給与は削られ、障害者や大家族、年金受給者、病人などの人達の生活は困窮しかねないという。

政府が切り下げを断行できない理由は、外国からの投資やEUからの評価が下がることなどと各国政府は弁明するが、実際の理由はもし通貨を切り下げれば、外国から巨額の借金を重ね、不動産長者となった成金セレブ等を救う為に過ぎないと同紙はバルト3国政府の姿勢を酷評している。


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