ロスネフチのユガンスク買収資金の調達先が判明(ロシア)
投稿日時 2005-2-2 2:29:00 | トピック: Russia
| 昨年末にロスネフチがユガンスクネフチェガスを買収した際の買収資金の出何処が明らかになった。アレクセイ クドリン財務大臣は1日、ロスネフチがロシアのVnesheconom銀行から融資を受ける形で60億ドルの資金調達に成功していたことを明らかにした。
しかしながら、そのVnesheconom銀行自身もその多額の資金をどこかから調達せざる得なく、その資金は中国の銀行団から調達されていたこともあわせてクドリン財務大臣が明らかにした。
ロスネフチでは、Vnesheconom銀行経由で中国の大手石油会社である中国石油化工業集団公司(CNPC)との間で2010年までの石油販売契約の前払い金として受取っていた60億ドルをユガンスクネフチェガス買収の為の資金として振り向けていたとしている。ロスネフチは2010年までに4800万トンの石油を中国へ輸出する契約を結んでいる。
注目されるところは、実際にユガンスク社の買収資金は既に支払われていたのか否かの1点に集中しており、関係各者のコメントを見ると、矛盾が見て取れる。
クドリン大臣および財務省筋では、既に同資金は連邦予算に支払われているとしながらも、連邦資産基金の広報アレキサンダーコマロフ氏は1日の時点で、同基金の口座には未だ全額の入金は確認されておらず、バイカル社からの手付金17億ドルの入金が確認されているだけだとしている。
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