Cash is King!(エストニア)

投稿日時 2009-5-12 2:00:00 | トピック: Baltic State

地元紙Äripäevがこの5月はデフレか独立以来の物価の下落に直面していると報じている。

経済アナリストは、デフレは短期に終われば問題はないが、それ以上だと大きな懸念材料になると指摘する。

この4月にエストニアは0.3%のインフレが確認されているが、しかしながら5月にはデフレに陥ると懸念され、デフレは0.2〜0.5程度に拡がると予測されている。

SwedbankのMaris Lauriアナリストによると、ここ最近のデフレ傾向はエストニアに限った話ではなく、イギリスやアメリカといった先進国でも過去50年で初めてとなるデフレに苦しんでいるという。

エストニア中央銀行のエコノミストMartin Lindpere氏も人々は物価の更なる下落を期待し、消費を延期しているとして市民の節約に励む姿勢を懸念している。

しかしながら、デフレによる物価の下落は現金価値を高める傾向を強めることから今が現金の強さを感じる時だとして、普段買いたくても買えなかったものを今がチャンスと購入を決めるケースも出てきているという。


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