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ジャンクボンド化する社債(エストニア)
投稿日時 2009-2-23 2:04:00 | トピック: Baltic State
| 地元紙Äripäevによると、企業が発行した社債がジャンクボンド化しており、投資家等は債権放棄もと報じている。 不動産会社Süda Majaの投資家は7800万クローン(約5億9300万円)の債権を下手をすると放棄せざる得ないという。同社には今十分な流動性資本がなく、債務の返済が滞っている。
債権放棄を迫られる投資家は同社事案だけではなく、不況が悪化する中、更に増加が予測されている。
満期を迎えるSüda Majaの社債7800万クローン(約5億9300万円)も投資家へは満期の延長を求めており、同社は社債だけではなく、銀行への債務160万クローン()の他、税金の滞納もあるという。
その他にも投資会社Alta Capitalも投資家へ返済が迫っているが、同社も投資家へ償還の延期を求め、2億8300万クローン(約21億5000万円)の返済延期に4000万クローン(約3億円)のペナルティーを払うことになっている。
また、大手不動産開発会社Q Varaの大株主でスーパーモデルでもあるCarmen Kassは、昨秋、同社の債権購入者はArco Varaの社債購入者よりも上手に投資していると胸を張ったが、今ではQ Varaも経営が行き詰まり、最悪、全てを無くす可能性さえ問われ始めている。
これまでに不動産会社などが発行した社債に大きく投資してきた年金基金や社債ファンドなどはこの償還不履行や償還の延期で大きく投資を毀損しかねず、それらに投資している国民や投資家が結局大きな痛手を負うことになる。
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