バルト諸国が欧州内で最低賃金水準に (エスト二ア)
投稿日時 2005-1-7 4:06:16 | トピック: Baltic State
| 欧州雇用者連合(FEE)は6日、バルト3国が欧州域内で最も最低賃金が低い国々であるという調査内容を発表した。
新規EU加盟諸国では、ラトビアが最も低い水準となる時給75セントで、次いでリトアニア、エスト二ア、スロバキアの3カ国が時給1ユーロという水準となった。日系企業が多く進出を果たしているポーランドでは時給1.3ユーロ、ハンガリー1.45ユーロ、チェコ1.5ユーロなどであった。
また、ロシア、ウクライナ、セルビア、モルドバ、ブルガリア、ルーマニアなどの時給水準は10セントから50セントの範囲内となった。
欧州で最も時給が高かったのは、ルクセンブルグ、ベルギー、オランダ、英国、アイルランドなどの諸国となり、これらの諸国では労働力不足から新移民などへ高額の時給が提供されているものと見られている。
FEEの調査では、ロシアを含む欧州内の1ヶ月間での最低賃金での所得格差は、ロシアの19ユーロからルクセンブルグの1466ユーロという結果が報告された。
今回の調査では、主に週40時間の労働を対象として試算されながらも、フランスの週35時間労働やスペイン、ポルトガルの2カ月分の給与分の別途支払いなどのそれぞれの諸国での差異も含まれている。
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