出版グループEkspress Grupp、事業を部分売却か?(エストニア)

投稿日時 2008-11-18 2:00:00 | トピック: Baltic State

巨額借入の返済と株価大幅下落というダブルパンチを受けている出版社Ekspress Gruppを経営するHans H. Luik氏が一部の事業を売却せざる得ないかもしれないと経済ニュースBBNが伝えている。

もし借金の返済に向けて部分売却をせざる得ない場合は、印刷会社Printallと本屋Rahva Raamatが売却候補に挙がるのではと見られている。

今春から同社株は5分の1以下にまで叩き売られており、同じく昨年買収したDelfiの事業価値大幅減もあり、企業としての価値に疑問が投げかけられている。

また、同社は、6億7500万クローン(約53億4000万円)の借入があり、リストラの断行や広告事業の衰退による収入減を補う為に事業の一部門の売却もあり得ると見られている。

Ekspress Gruppが抱える6億7500万クローン(約53億4000万円)の借入は、昨夏Delfi買収の際に必要となった8億4600万クローン(約66億8400万円)の残り部分で、今となっては大変高い買い物となってしまった。

現在、同社の株価は1年半前の92クローン(約727円)から18クローン(約142円)まで急落している。


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