経常赤字の拡大でユーロ導入は絵に描いた餅?(エストニア)

投稿日時 2008-11-14 2:03:00 | トピック: Baltic State

もしエストニアが2011年にユーロの導入を実行したいのであれば09年度予算は赤字幅は3%以下に留めなければならないという。

地元紙Eesti Päevalehtによると、景気後退や政府支出の拡大で国家予算は更に悪化することは明らかで、このままではいつユーロが導入出来る全く予測できないという。

Taavi Veskimägi元財務大臣は、エストニアは来年、準備金を取り崩し、財政を支えることになり、この他に何の選択肢も残されていないと財務省に眠る埋蔵金の使用の可能性を示唆している。

これまでにもアナリストによると、エストニアは来年度末までに100億クローン(約770億円)の経常赤字に陥ると試算されており、今後も赤字を増やす様であれば、ユーロの導入は更に先延ばしにされることになる。


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