欧州委員会、バルト3国とハンガリー経済に危機感(ラトビア)

投稿日時 2008-11-5 2:02:00 | トピック: Baltic State

LETAによると、欧州委員会がポーランド、チェコ、スロバキアが比較的この金融危機に上手く対応できている一方で、バルト3国とハンガリーが深刻な影響を受けていると懸念を表明している。

欧州の半期予測レポートには、ポーランド、チェコ、スロバキアでは、来年度も2010年度でも経済成長が予測されるが、エストニア、ラトビア、リトアニアでは、景気後退に苦しみ、高インフレや財政の悪化などがユーロの導入時期を更に遅らせることになると指摘している。

既にIMFに融資を申請しているハンガリーでは、欧州加盟諸国中、最も金融危機に影響を受けており、09年度の経済成長は0.7%、2010年度でも1.8%に留まると見られている。

バルト3国各国は、元々外国資本により景気が拡大したという背景がある為に金融危機の影響は深刻で、ラトビア経済は09年度に2.7%、2010年度で1%成長に留まる見通しとなっている。

同様にリトアニアでは今年は何とか経済は拡大するが、2010年度には‐1.1%にまで低下すると見られる。

エストニアは09年度には1.2%まで経済成長率は減速する見込み。

こういった経済環境下に直面している為、バルト3国ではIMFや欧州にハンガリーのように金融支援を求める可能性が高まっている。



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