無名企業BaikalFinansGroup,ユガンスク社落札(ロシア)
投稿日時 2004-12-20 1:40:00 | トピック: Russia
| モスクワ時間19日15時59分に開始したユガンスク社の入札において、全くの無名企業が露石油会社ユコス社の60%の石油生産を受け持つユガンスク社(Yuganskneftegaz)を93億ドルで落札した。
ユコス社は、現在ロシアの11%ほどの石油生産(世界シェア2%)を生産しており、その60%近くをユガンスク社が支えていた。
全く無名な落札企業となったBaikalFinansGroupは、Tverという地方都市に登記されている企業で、今回の入札には、当初の予測通りガスプロム社(Gazpromneft)が落札を狙って入札に参加するとしていたが、最終的には入札最低価格が高いとして見送った。
一部では、BaikalFinansGroupはガスプロム社の架空企業ではないかと見ており、当初ガスプロム社に支援表明していた金融機関以外から資金調達して、入札を入れたのではないかと見られている。同噂に対して、ガスプロム社は、そのような事実はないと否定している。
BaikalFinansGroupは、ユコス社が米ヒューストンの連邦破産裁判所にガスプロム社に対して資金支援を表明していた西側の金融機関に対して抑止命令を出した直後に入札参加の申込書を提出していた。
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