ロシアの本音は、実は中国にエネルギーを売りたくないのでは?(ロシア)
投稿日時 2007-6-22 2:00:00 | トピック: Russia
| 中国向けの天然ガス供給が頓挫しかねないようだ。
サハリン 2及びKovyktaプロジェクトでロシア当局が臍を曲げている中、もう一つのプロジェクト サハリン 1でも先行きが曇り始めている。
エネルギー省では、ガスプロムが主張するサハリン 1から産出される天然ガス全てを国内向けとするという意見を支持しており、エクソン(Exxon Neftegaz)が主張する中国に供給するといった意見を一蹴している。
Andrei Dementyev産業エネルギー副大臣は、サハリン 1のガスが外国に廻った場合、国内のガス供給は不足してしまうと中国向けと主張するエクソンと対峙するコメントを出している。
ガスプロムのAlexander Ananenkov副代表も極東の4つの地区が年間に必要とする150億立方メートルのガスが中国に輸出されることはロシアにとって有益ではないとエクソンの主張に対立しており、政府と同じ意見を示唆している。
エクソンでは、06年10月に中国のCNPCとの間で年間80億から100億立方メートルの天然ガスを供給する仮契約を結んでいる。
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