
不動産ブームは過去のもの(エストニア)
投稿日時 2007-6-21 2:05:00 | トピック: Baltic State
| 不動産売買件数が減少し、価格も下降し始めたことからエストニアの不動産ブームも終わりを告げている。
エストニア中央銀行が07年第1四半期報告の中で、販売期間が伸び始めたことで不動産開発業者が販売に苦しんでいると不動産市場を分析している。
エストニア銀行(Eesti Pank)のAndres Sutt副頭取は、不動産市場の停滞は、一部の業者に影響を与えるに留まるとの見通しを示したが、もし経済成長が劇的に低下などした場合には、市場は大きく影響を受けるかもしれないとも示唆している。
また、Jaak Tors中央銀行執行役は、現状は不動産市場が安定していた数年前の状況に似ているとも述べている。
中央銀行によると、タリンの空きマンションは、この2年で2倍に増加しているという。
不動産アナリストのHannes Kuhlback氏は、今年度末までに不動産価格は下降していくとの傾向を予見し、不動産購入の最も重要な要素はロケーションであり、今、販売を急いでいる物件の多くが売れなくて困っているものが多いと分析している。
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