不動産開発業者アルコ・バラ、IPOの手続き開始前に収益が倍増(エストニア)

投稿日時 2007-6-5 2:02:00 | トピック: Baltic State

エストニア最大の不動産開発業者アルコ・バラ(Arco Vara)が4日から株式公開の手続きを開始させた。同社はタリン証券市場に最大発行株式総数の46%あまりとなる4785万株を公開する計画で、企業価値は4億ドル近くになる。応募期間は、6月4日から14日で、取引は6月21日から開始される予定。

アルコ・バラは1992年に創業し、現在中東欧で不動産開発を行っている。エストニア、ラトビアでは業界大手で、ルーマニア、ブルガリア、リトアニア、ウクライナでシェアを伸ばしている。

また、同社の2007年第1四半期収益は06年同期比で2倍増を上回る7000万クローン(約7億円)を記録した。昨年同期には2700万クローンの利益を計上していた。

売上高も今期は2億9200万クローンに上り、昨年の1億70万クローンから2倍以上の増加を達成した。

IPOでは、1株37クローン(約370円)〜44クローン(約440円)で株式の公募を受ける予定であることから、企業価値は3億3000万ドルから3億9000万ドルに上ると見られている。

今回のIPOが成功すれば、市場から15億6000万クローン(約156億円)あまりを調達することになる。


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