石油大手ルクオイル、株主構成が鮮明に(ロシア)

投稿日時 2007-4-19 2:00:00 | トピック: Russia

国内最大の民営石油会社であるルクオイルがロンドン証券市場の株主開示ルールに従い、株主構成を明らかにする意向を示唆している。

ロンドン市場に上場するルクオイルが近い将来間接的に株式を所有する組織、団体を含め全ての株主構成を明らかにしなくてはならなくなった。

同社の名目上の最大の株主は蘭INGバンク(64.08%)で、続いてGarant(8.39%)、Uralsib(6.9%)、シティバンク(7.88%)、預金決済会社(4.89%)、国立預貯金センター(4.03%)、個人(2.98%)、外国資本企業(0.01%)等となっており、その他に実際に米コノコフィリップスが20%の株式を所有している。

この2月にロイターとのインタビューでVagit Alekperov社長及びLeonid Fedun副社長それぞれが約15%、約6%を所有していると明かされ、それぞれの株価価値は現在、合計で184億ドルに相当する。その他にもルクオイル役員等が計5%強の株式を所有しているという。

17日、ルクオイルではロンドン証券取引所の規則に沿って社長、副社長が所有する株式数を明らかにした。その結果、Vagit Alekperov社長が16.899 %を所有し、Leonid Fedun副社長は8.3%の株式をそれぞれ保有していることが判明した。

両者の株式価値は、17日の終値ベースでAlekperov社長が123億ドル、Fedun副社長でも61億ドルを上回る。

これまで米経済誌フォーブスがAlekperov氏の資産を124億ドルと試算し、世界第48位の大富豪と発表していた。同様にFedun氏は世界152位の53億ドルと試算されていた。


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